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東洋医学の診断法~病因辨証

病因辨証では、疾病の臨床所見から発病因子を見出そうとする。ここに挙げる病因(痰飲・於血・飲食・労逸・外傷)もまた症状と直接な因果関係があるというよりは、臓腑、経絡、気血津液などの要因と絡み合って症状が現れるわけだが、これらの病因が持つ特徴的な症状を見てみる。外因と内因については前に触れたのでここでは不内外因について挙げる。

痰飲
身体に必要ではない余分な水分の総称であり、主に肺・脾・腎が失調して生ずるもので、咳・痰が多い・むくみ・胸悶・腹鳴・動悸などが起こる。

淤血
淤血(おけつ)は気虚や気滞、また外部打撲や内出血などが原因で血液の流れが滞って、その結果きれいでなくなった血液のことを指す。淤血が引き起こす所見には、舌が暗紫色・斑点、唇が青紫色、皮膚が乾燥して光沢がない、疼痛は、刺すような鋭い痛み・場所が固定した痛み・夜間にひどくなる痛み、などがある。

飲食
飲食物は、これが後天の本となり身体を作っていくものなので、その時期のものを偏らずに幅広く適量に摂取すれば問題ないが、偏食をすると疾病のもととなる。いわゆる過食は脾胃に負担をかけ消化不良・胃膨張を引き起こす。辛味、熱いものの過剰摂取は便秘・痔・口渇などの症状を、また生もの・冷たいものの過剰摂取は腹痛・下痢・冷えを引き起こす。

労逸
労逸とは、心身の使い方いかんによって、それが発病因子となることをさす。例えば、肉体労働で無理を続ければ疲労がたまり、気血を消耗し、体力・抵抗力低下、精神疲弊を引き起こし、逆に身体を動かさないと気血の巡りが悪くなり、少し動いただけで息切れ、動悸がおこったりする。また、思煩が続くと心血を消耗し、不眠・多夢・食欲不振などが現れる。また、房事過多は腎精を消耗し、遺精・帯下・耳鳴り・眩暈を引き起こす。 。
外傷
外傷は、外部から身体に何らかの物理的な刺激が加わることをいい、外傷を受けた部分は淤血が形成されやすい。骨折・捻挫・打撲・火傷・切傷などがある。

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