「気滞」とその症状
「気滞」とはなにか
「気」が滞り、流れが悪い状態を指します。東洋医学では間の体にとって非常に重要な働きを担う「気」ですが、いくら豊富に存在しても上手く体中に行き渡らなければ効果を発揮できません。例えば川の水も、岩やゴミなどの障害物があると、スムーズな流れにはならず、よどみが出来て水も濁ってきますよね。なにらかの原因で人間の体にも同じように気が流れが悪くなってしまいます。この状態東洋医学では「気滞(きたい)」と呼ばれる症状なのです。
気滞による起こりやすい症状
「気滞」とは「気」の滞りが起きている状態で、何か一つのことに執着したり、気持ちがとらわれやすいタイプです。「気滞」はストレスからくもるものがいいです。
- 肩こり、頭痛が絶えない
- 肌がくすむ
- 傷跡やあざが残りやすい
- シミ、ソバカスが気になる
- 経血にレバー状の塊が混ざる
- 生理痛が強く、色が黒っぽい
気虚による不妊症の症状と日常生活
気虚による不妊症の症状
- 量は全体的に多め、だらだらしてすっきりしない
- 生理が長め(6日以上)
- 遅れ気味、不定期で以前より長くなりがち
- いつ排卵したか分かりにくい
- 理の前にお腹が張る
- 整理中がイライラしやすい
気滞体質を改善するため
日常生活
「気滞」はほとんどストレスからくるものだとされています。頭にきたと思ったら、まず深呼吸を。これだけでも気持ちが落ち着きます。開き直り、「やるだけやったら後は天に任せる」この心意気です。張り詰めっぱなしではリラックスできません。気持ちを切り替えます。「気滞」タイプは集中が執着してしまうことになります。ひとつの事ばかりに執着せず、いやなことがあったら楽しいことを想像して気持ちを切り替えましょう。たまには拘りを一切すてて、思いっきり楽しみましょう。気分転換になって、気持ちにゆとりが出来ます。
鍼灸治療
鍼灸でストレスを解消したり、疲れを取り除いたりすることにより気滞の体質が改善されます。
健康な人の月経
月経の周期が正常であること
正常月経周期とは、月経の開始から次の月経開始の前日までの期間の長さをいいます。正常な月経周期とはその期間が25日以上38日以内に入っていることをいいます。ですからぴったり30日でなくてもその範囲内であれば正常なわけです。
月経の量が正常であること。
月経血の中にレバーのようなかたまり(凝血)がまじっているのは月経血量が多い(過多月経)サインの一つです。またちゃんとした食事をしているのに貧血といわれるのも月経血量が多いためであることがあります。逆に月経血の量が極端に少ないのを過少月経といいます。
月経の持続期間が正常であること
正常な月経の持続期間は3日以上、7日以内とされています。ですから2日で終わってしまうとか、8日以上続くのは、問題なことがあります。
月経痛などの随伴症状が強くくないこと
通常、月経中に腹痛や腰痛、頭痛、悪心などの症状は多少はありますが、日常生活に支障をきたさないのであれば正常です。一方これらの症状が強く、日常生活に支障が出たり治療を必要とする場合は月経困難症といいます。
月経終了(閉経)の年齢が正常である。
日本人の閉経の年齢は平均50,5歳と言われています。その前後5年ずつ、つまりほとんどの人が45歳から55歳までに閉経になるこの時期を更年期といいます。