アキレス腱炎
アキレス腱炎と鍼灸
アキレス腱炎に対してまず、患部の痛みを取り、血流改善をはかるための鍼灸施術が行われます。急性の場合は鍼のみで施術します。慢性の場合は温灸を積極的に使って温めます。鍼灸治療は世界中のプロスポーツの現場でも認められ、アキレス健炎や関節痛などスポーツ障害の鍼灸施術が急速に広まっています。細い鍼で患部へ直接の刺激を、組織を損傷することなく安全に行う事ができます。
症例:趣味のテニスの練習試合を40分ほど参加しました。試合中は夢中になって何も感じなかったのですが、翌日になって左足アキレス腱に痛みが出てきました。安静にしていればいずれ痛みは取れるものと軽く考えていたのですが、二週間たっても痛みがひかないので、マッサージや整体にもいきましたが、痛みが大分改善されましたが、 練習するとまた痛くなります。もう試合どころではありません。この状態は半年も続けます。鍼灸を週1回のペースで三回治療してもらったら、ジョギングができるようになり、5回ほど受けてから練習にもできました。試合も出ていました。翌日はその反動でアキレス腱にかなり痛みがぶり返してきて心配したのですが、何でもなかったです。
アキレス腱炎はなぜ起きたか
アキレス腱とは下腿三頭筋(ふくらはぎ)の共同筋として踵骨隆起(かかと)に停止している腱で、人体で一番長くもっとも太い強靭な腱です。アキレス腱が筋肉を骨に付着させています。アキレス腱炎はこの腱にかかる負荷が腱の強さを上回ったときに生じます。下り坂では、足の前部を地面につけるまでの動かす距離が長くなるため、アキレス腱により多くの負荷がかかります。上り坂では、けり出しの際にかかとを上げるために、ふくらはぎの筋肉は平地での運動時より大きな力を出す必要があるため、やはりこの腱に負荷がかかります。たとえばこの筋肉が収縮するとアキレス腱は上に引っ張られ踵が引き上げられます。 アキレス腱は強いと言いましたがふくらはぎの働きで体を持ち上げたり、ジャンプ時には大きなストレスがかかるため負担が集中しやすく、一度に大きな力がかかったり、運動による使い過ぎが炎症を招いたりします。いわゆるアキレス腱炎になるわけです。
アキレス腱炎の主な症状
- アキレス腱をつかんだり、圧迫したりすると痛みがでます。
- 階段の昇り降りの時に痛みがでることがあります。
- 足首の後側に痛みが徐々に出現し、その後強い痛みになります。
- ランニングをした後、腱にそった痛みを感じる事があります。
- 踵から少し上に朝痛みを感じる事があります。腫れを認めます。
- ストレッチをする事で、ふくらはぎの硬さが軽減します。
アキレス腱炎の予防
アキレス腱炎を予防するには、運動前のストレッチと運動後のアイシングで炎症を防ぐことが効果的です。ふくらはぎのひらめ筋を伸ばすストレッチは、アキレス腱の負担を軽減する効果があり、アキレス腱のスポーツ障害を予防する為には欠かせないものと言えます。運動後のアイシングは炎症を防ぐ為には欠かせないものなので、忘れないようにしましょう。
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