痙性斜頸
痙性斜頸はなぜ起きたか
痙性斜頸は、それらの筋肉が自分の意思に関係なく収縮し、頭・首・肩などが不自然な姿勢を示してしまう病気です。症状は下記のように多岐にわたり、多くはいくつかの症状を合併します。、姿勢を維持するプログラムに何らかの変調が生じて起こると考えられていますが、なぜプログラムが変調を来たすのかについてはまだ究明できていません。遺伝、薬物、他の病気などの原因を特定できる場合もありますが、多くは原因不明で発症します。
痙性斜頚は、頚部筋の攣縮によって頚部の位置が正常な位置に保持されなくなった状態を示します。障害された筋肉と攣縮の程度により、頭の向く方向と顔面の向く方向が決まります。これまでの経験では、頭部が左右どちらかへ回転し、顔面が上方か水平を向いている例が多いという印象があります。痙性斜頚の発症の前駆症状として、くびや肩の疼痛から始まる例や、斜頚とともに筋肉痛を伴う例も少なくありません。痙性斜頚のタイプとしては、比較的持続的なジストニア型と、不規則な斜頚運動を繰り返すチック型があるといわれています。特徴的なことは、睡眠中にはこの異常運動が消失することです。発症年齢は20~40歳代に多く、男女差はないといわれています。痙性斜頚の再発例では、頚部の回転方向が最初と逆方向となる例もあります。痙性斜頚の方は治療室に入ると症状が一時的に軽快したり、頚部の回転方向と反対側の頬に自身の手をあてがうことで症状が軽快することもよくあります。
痙性斜頸と鍼灸
当院は痙性斜頸に対して積極的に鍼灸を行っています。重症の痙性斜頸を除いて鍼灸治療で6割近い痙性斜頸の方が効果があります。症状が改善したりすることが認められます。院長が長年の臨床経験と研究で生みだした鍼灸治療法により、神経疾患に対して効果を上げています。痙性斜頸の原因が未解明のうえ、個々の症状の差が大きく、医療機関での治療は対症療法が主体ですが、ボツリヌス菌を打っても何ヶ月後には元に戻ってしまったり、病院でまったく効果がでない方は鍼灸治療をお薦めしたいと思います。近頃、痙性斜頸の鍼灸治療のために来院する方々が多くなってきています。胸鎖乳突筋と首からから肩にかけて広い筋肉の一つ僧帽筋も緊張がよくみられます。鍼灸治療は主に筋緊張抑制を目的とします。あとは自律神経のバランスを整える治療も行われます。重症の痙性斜頸は完治するのは難しいものの、症状を軽減させたり、悪化させないようにすることが可能だと期待されています。患者様への鍼灸治療は、頭の重い状態がとれ肩こりが治るような治療を行います。緊張した筋肉がほぐれるだけでも楽になるため、心もリラックスし、ストレスが半減するようです。痙性斜頸は治りにくい病気の一つでもありますが、早期発見と正しい治療で症状改善の可能性はあります。ぜひ東洋医学の鍼灸も試してみてください。
翁鍼灸治療院へのアクセス
鍼灸院の住所は東京都世田谷区経堂2丁目3ー1 木津ビル 4F小田急線経堂駅北口から徒歩30秒です。治療院は四階で一階はケンタッキーフライドチキンです。
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