2022年になり、早くも1ヶ月が過ぎようとしています。
寒さもピークを迎え手足に冷えを感じている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「冷え」に関して、
東洋医学から見た考え方やご自宅で簡単にできるセルフケアなどをご紹介したいと思います。
中国の医学書「傷寒論」にも“冷えは万病の元”と書かれています。
万病の元を予防することで病気になりづらい身体作りをするというのが東洋医学では理想の治療法なのです。
東洋医学における冷えの原因は「瘀血」にあるとも言われています。
「瘀血」とは体の中にある気血水の血の巡りが悪くなり、滞った状態のことを言います。
瘀血になることで冷え症のほか、肩こり・生理痛、その他疾患になりやすいと言われています。
瘀血になる原因としてはストレスや過労、寒い環境での仕事の蓄積が指摘されます。
瘀血があると、低体温になりやすく、免疫力も下がり、風邪や伝染病にもかかりやすい状態です。
日頃からセルフケアを行い、風邪に負けないよう免疫力を高めていきましょう。
今回は自宅でできるセルフケアをご紹介します。
冷え症のツボ押し
ツボ療法で冷え症を改善する方法を紹介します。
指圧やお灸をすることにより、冷え症だけでなくて、自律神経の働きを整い、血液循環もよくなって、健康に役立ちます。
冷え性の特効ツボ
ツボ名:三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしの頂点から親指を除く指3-4本上の高さのところにあります。
効能:冷え性、生理不順など女性によく効くツボの一つで特に冷え性には重要なツボです。
手技:親指でツボに当て、ほかの指はスネをつかんで安定させ、深いところまでギューッと押し込んでいき、5秒ほど押して緩めます。
血流をよくするツボ
ツボ名:湧泉(ゆうせん)
場所:足の裏の土踏まずからやや指寄りで、指を曲げた時にできるくぼみの中にあります。
効能:足の冷え性やむくみなど血や津液など循環不良に効くツボです。
手技:押しかたのコツは親指をツボに当て、痛くなるまで押しつづけます。
自律神経のバランスをよくするツボ
ツボ名:気端(きたん)
場所:足指の先端で両足全部で10個穴があります。
効能:足先の冷えを解消するツボ。指のまたは気が滞りやすいので刺激して通りをよくします。
手技:手指先でつまんで揉みます。少し痛みを与えるくらいで刺激してみましょう。