関東も梅雨が明けて本格的な夏がやって来ましたね。皆様、三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。

さて、今回は東洋医学の鍼灸は独自の診断法である四診(望診・聞診・問診・切診)のうち、3つ目の「問診」について少しお話ししたいと思います。

問診とは、医師が患者さんやそのご家族に質問をして、現在かかっている病気の症状や原因、ご本人の体質、既往歴などの情報を集めることをいいます。これは西洋医学の病院に行かれても皆様ご経験されますよね。東洋医学の問診ではこれに加えて、患者さんの食べ物の好みや生活習慣、睡眠、便通、仕事の内容、ストレスの有無、性格の特徴など、現在の病気とは直接関係がないと思われるようなことも質問の対象となります。これは東洋医学の病気の考え方が、患者さんのお身体を総合的に捉えて、患者さんを取り巻く様々な要因から現在の病状が生じたものと考えることによります。病状のある局所だけではなく、全体を把握した上で治療してもらえるというところが東洋医学の優れた点だと感じます。

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次回は「切診」についてお話ししたいと思います。それでは暑さに負けずに今週も頑張りましょう!

スタッフ 藏田

翁鍼灸治療院