4月になりましたが、依然として寒暖の差が落ち着かない毎日ですね。
どなたも体調を崩しがちになるのが春の特徴です。
今日は、そんな春を乗り切るための「春の養生」についてお話をさせていただきます。
東洋医学では、春は、「風」が一年のうち、とくに強い時期とされていて、その風が風邪(ふうじゃ)となり体内に入り、カゼや、呼吸器の疾患などを引き起こすと言われています。また、春に対応する五臓は、「肝」です。この肝は、血行を促進したり、新陳代謝を活発にします。肝の働きが悪くなると、血流が滞るので、イライラしたり、のぼせ、めまいなどが出たりすることもあります。
対策としては・・・
☆ どんなに温かくなっても、下半身は冷やさない。また、外出するときは、カーディガンやストールなど、薄手の羽織れるものを一枚持って行く。
☆ 食事は、春が旬の食材を取り入れる。(ただし、食べすぎはよくありません。)
☆ ツボでは、倦怠感に効果のある「足の三里」、上った血流を整える「合谷」、目の充血やイライラを解消する「太衝」などを刺激する。