自律神経失調症の鍼灸治療について

鍼灸治療の考察
東京都世田谷区の治療院 当鍼灸院は多くの自律神経失調症の方々が通院されています。現代鍼灸治療法と伝統的な東洋医学鍼術を併用して、常に一番よい治療を提供いたします。院長が長年の臨床経験と研究で生みだした独自の自律神経失調症の鍼治療法を行っております。針灸(鍼灸)治療は主に自律神経系(交感神経、副交感神経)のバランスを調整することが目的です。針灸治療することによって、副交感神経の機能を高め、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進して症状を改善する治療方法なのです。自律神経失調症はよく首や肩、背中に強い凝りが現れてきます。これらの凝りや血行をよくしてあげる事も一つポイントです。また、自律神経失調症による末梢循環の低下を積極的に改善する事も大切です。針灸治療を行うと身体が軽くなるし、気分も落ち着き心も晴れやかになってきます。身体が軽くなれば心も晴れやかになるように、食欲を増したり、睡眠がとれるようにすることで心の負担が軽くなるのは事実です。これを心身一如ともいいますが、身体の調子を整えることにより心の調子も整えるという機序が考えられます。自律神経失調症に対しては西洋医学的な治療として大量の安定剤を使用する前に鍼灸治療するのもよい選択肢として考えてもよろしいかと思います

自律神経失調症の鍼灸治療注意点:
メンタルケア自律神経失調症・うつ病 大勢の自律神経失調症の鍼灸治療から得た経験で、交感神経と副交感神経のバランスを調整するのは基本的に軽い刺激を与えるのが原則です。電気鍼やパルス鍼など強い刺激を与えると交感神経を亢進するおそれがある治療法してはいけません。刺激を与えすぎると返って自律神経のバランスが崩れる恐れがあります。自律神経失調症の方は、まず治療経験豊富な鍼灸師を慎重に選んだほうがいいでしょう。臨床経験がある鍼灸師はよい効果をあげやすいです。

自律神経失調症の鍼灸治療のツボ:
使っているツボ:内関・百会・三陰交・太衝・肝ユ。隔ユなど細い鍼と軽い刺激で治療を行われます。当院いままで自律神経失調症患に対して鍼灸治の有効率70%以上となっています。

メンタルヘルス疾患の鍼灸治療例

当院では東洋医学の鍼灸で自律神経失調症・うつ病・パニック障害などメンタルケアを積極的に行っています。2013年度に経過観察した15名の症例の治療効果について調べてみました。発病になる前の状態を100%とすると
①治癒:(100~95%以上回復)2名(13%)
②非常に有効:(90~70%以上回復)4名(27%)
③改善あり:ある程度改善が見られたが完治までは至らない。7名(46%)
④芳しい効果なし:症状が改善されない。2名(1%以下)

次のような症状の方々が鍼灸治療に通ってきています
症例(一
初診:2013年1月、女性35才、会社員
主訴: 眠りが浅くて何回も目が覚める。夢をよくみる。朝に起きられない。 そのほか:一日中頭が重い、身体がだるい。落ち込む、不安感、息苦しさ、たまに動悸、めまい、冷え、下痢、食欲がない、目がかすむ等。
経過:様々な病院へ行った。初めに行った心療内科では、パニック障害だと言われ、パニック障害を専門とする心療内科に行けば、単に自律神経が乱れているだけだと診断された。病院によって診断がまちまちだったが、自律神経が乱れているという事だけは共通していたので、鍼灸に通ってみたいと思って来院。ご本人は薬が大嫌いので、安眠剤などは服用していない。

症例(二) 初診:2013年5月、男性32才、システムエンジニア
主訴:最近そわそわして眠れない。寝たと思っても、すぐまた目が覚める。そのほか:イライラ、小さなことで腹が立つ。肩、首こりがひどい、目の奥が重くて痛い、たまに頭痛がする。口苦など。経過:4か月前に職場内異動があり、仕事の量が増える一方、思うように仕事が進まない。職場の近くのマッサージや整体にも行ったが、肩こりが少し軽くなった程度で、睡眠障害がなかなか改善されない。ネットで鍼治療を知り、来院した。

症例(三)
初診:2013年6月、女性47才、主婦。
主訴:寝つきが悪く眠りが浅い。そのほか:のぼせ、冷え性、肩こり、片頭痛、便秘、よく寝汗をかく、手足のほてり、生理不順で最近は来なくなっている。経過:二年前から体が変だと感じていたが、周りの人によく怒りっぼくなったと言われている、じっとしていることができない。子供の将来や主人のリストラなどいつも不安。夜中によく目がさえて眠れない。口が渇しよく水を飲む。真冬でも手足がほてって布団から出ることがよくある。最近何か月がどんどん症状が出ている。病院で更年期障害と言われている。ホルモン剤を処方されたが、あまり改善されない。知人の紹介で来院。

自律神経失調症と東洋医学

自律神経失調の東洋医学の治療につい。中国最古の医学書『黄帝内経』によると、『百病は気によって生ず。怒れば気は上り、思うときは気が結ぶ。』など自律神経失調症と似た病名があります。つまり『病は気から』ということです。病は心配や苦労から起きたり、気の持ちようで重くも軽くもなる意味に使われます。

心血鬱結 タイプの自律神経失調症
気を発散することができなくて、血が渋滞して鬱になり、人に会いたくない、話したくない状態が鬱を加速させ、部屋に閉じ籠もる。登校拒否、出社できなくなるケースです。

肝気鬱結タイプの自律神経失調症
ストレスによって肝のノビノビの働きが悪くなって、全身の気、血、津液が渋滞し、憂鬱になり落ち込んでくる。肉体的には全身の筋肉が緊張して収縮するので、胸部の圧迫感、胃が収縮するので食べられない、緊張性便秘、腹痛、肩こりなどが現れます。

心脾両虚タイプの自律神経失調症
心は精神を支配しています。心の働きが弱くなると、五臓六腑のバランスが崩れます。脾の働きも悪くなります。食欲がない、疲れる、気力が出ないなどの脾虚の症状の外に、不安感、不眠なども現れます。

心腎不交タイプの自律神経失調症
腎陰虚、腎水の不足により心火(こころの火)をコントロールできなくなり、こころの火が燃え盛り、いらいら、怒りっぽい、体中に熱感、のぼせ、動悸、不眠などが現れます。

自律神経失調症について

自律神経失調症とは
自律神経失調症 身体がだるい、イライラする、動悸がする、呼吸が苦しくなる、頭痛、肩こり、眠れない、食欲が出ない、なんとなく元気が出ないなどの症状があって、病院で検査しても特に異常がないと、自律神経原因だと言われることが多いようです。自律神経失調症という病気はきっちりとした定義のない病気です。

自律神経失調症の原因
まず自律神経はの働きについて : 人間の体の全身に網の目のように張りめぐらされた自律神経。その働きは生命の維持に関係するすべての器官におよび、体内の恒常性(ホメオスタシス)を維持し、体のリズムを調整するという大切な役割を果たしています。
自律神経失調症はなぜおきるかについて : 自律神経には交感神経と副交感神経という2つの神経がありますが、これが微妙にバランスを取り合いながら体のリズムを調整しています。ところがこれがなんらかのはずみで調子を乱し、いずれか一方の神経の緊張が高まってしまうと、バランスが崩れ、眼精疲労、不眠症、頭痛やめまいといった様々な症状が現れます。これが自律神経失調症です。簡単にいえば、体を動かしている自動装置が壊れてしまった状態といえるでしょう。
ストレスや気候の変化などの要因も関係しているものの、自律神経失調症に陥る人は、生まれつき自律神経の働きが敏感で、神経質な性格が多く、朝が弱く、夜に強いという特徴があります。そうした素因をもっている人がお酒の飲み過ぎや徹夜仕事、不規則な食事、睡眠不足などの「不摂生」をすると、体のリズムを乱し、自律神経が崩れます。

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