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東洋医学的な治療法

治療法は、様々な病証・症状に対して用いられる実際的なやり方のことをいい、現在の臨床ではあまり用いない方法も中にはあるが、汗・吐・下・清・消・温・補・和の八法に分類される。いくつか組み合わせる時もあるが、どの方法も患者の状態を的確に把握して用いなければ効果的な治療にならず、場合によっては危険な状態を引き起こすこともあるので的確な判断が必要である。

汗法
汗法とは、積極的に身体の汗を出させる方法で、悪寒など風の引き始めや頭痛に用いる。発汗させることで体表面の邪気を身体に侵入させないようにする。この汗法は強すぎると正気を損なうため、極度に弱っている時は用いない。
吐法
吐法とは、積極的に嘔吐させる方法で、食中毒を起こすようなものを食べてしまったときや、吐き気があっても吐けない時、また上焦や気道に痰濁が停滞しているときに用いる。この法も身体が虚弱している場合は正気の損傷を考慮して用いない。
下法
下法は、吐法とは逆に下らせる方法、つまり人為的に排便させる方法である。また中焦・下焦に寒邪・熱邪が停滞して便秘・腹満・腹水・腸梗塞などの症状が現れているときに用いる。患者によっては下法の後その効果が持続して正気を損なう恐れがあるので注意する。
清法
清法は熱邪を「清熱」する、つまり熱を除去する方法で、化膿性の炎症や機能が過亢進して実熱、鬱熱が停滞している際に用いる。虚熱証や臓腑・気分・血分・営分に熱邪がある場合など、さまざまな局面で用いることができるが、虚寒証や虚弱な状態では用いない。
消法
消法は、炎症による腫れ、脾肥大、肝肥大、リンパ結核などの腫大を消散させる法で、血液循環や消化の促進作用がある。
温法
温法は、温陽去寒、つまり寒邪を取り去りかつ温める方法で、主に裏寒証に対して、灸、温灸、温熱性薬物を用いる。内因(陽気不足)によるものは、脾胃の機能を促進して体力をつけ、消化不良・慢性の腹痛・下痢を改善させる。温法は熱証に対しては症状を助長させてしまうので用いないようにする。
補法
補法とは、虚証(気虚・陽虚・血虚・陰虚)に対して行う方法である。「虚すれば則ち之を補う」の原則に従い鍼・灸を用いて正気を補う。
和法
和法とは、補寫を意図するものではなく、和解・調和を目的とした法であり、寒熱往来・胸脇苦満などの症状に用いられる。

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