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東洋医学の経絡辨証

経絡は気血などの通路であると同時に病邪の侵入する路でもあり、また逆に内臓の病変を体表に伝達する路でもある。経絡辨証では、どの経絡の病変がどのような臨床所見を呈するかを分類してみる。

手太陰肺経
肺経が走行している上腕、前腕部、親指の部分に現れる症状。肺経に関連する病証として、息切れ・胸悶・喘咳・咽喉腫痛などがある。
手陽明大腸経
大腸経が走行している人差し指、前腕、上腕外側部や大腸経の支脈が及ぶところ(歯・鼻)などに現れる症状。また大腸経に関連する病証として、便秘・脱肛などがある。
足陽明胃経
胃経の走行している部位(顔面、頸部、胸部、乳部、腹部、大腿部、向う脛、足背部)に現れる症状。胃経に関連する病証として、消化不良・発熱・嘔吐・しゃっくりなどがある。
足太陰脾経
脾経が走行している部位(足親指、下肢内側、腹部、胸部、腋下部)や連絡している部位(舌、心下部)に現れる症状。脾経に関連する病証として、腹部膨満・泥状便・全身重慢感などがある。
手少陰心経
心経が走行している部位(心臓部、腋下、上腕・前腕の小指側)に現れる症状。また心経に関連する病証として動悸・夜間不眠・口渇・健忘などがある。
手太陽小腸経
小腸経が走行している上腕・肩甲部・側頸部・頬部に現れる症状。また小腸経に関連する病証として、咽頭痛・腹鳴・難聴などがある。
足太陽膀胱系
膀胱経の走行している頭頂部、肩背部、腰背部、臀部、下肢後面に現れる症状。また膀胱経に関連する病証として排尿困難・残尿感がなどが起こる場合がある。
足少陰腎経
腎経の走行している足底、下肢内側、腹部、胸部や腎経の支脈の及ぶ咽頭部や口腔内に現れる症状。また腎経に関連する病証として、腰重感・浮腫・インポテンツ・驚き易いなどがある。
手蕨陰心包経
心包経の走行している心臓部、季肋部、腋、前腕手掌面に現れる症状。また心包経に関連する病証として、動悸・心臓部痛などがある。
手少陽三焦経
三焦経の走行している部位(薬指、甲、肘、肩、耳周囲、頬部、目尻)に現れる症状。また三焦経に関連する病証として、むくみ、汗かき、小便不利などがある。
足少陽胆経
胆経の走行している側頭部・腋下部・腰側面・下肢外側面に現れる症状。また胆経に関連する病証として、口苦・ため息が多いなどがある。
足蕨陰肝経
肝経の走行している胸肋骨部の腫れや痛み、また肝経に関連する病証として、イライラしやすい、怒りやすい、筋肉の痙攣、腰痛、頭頂部痛など。

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