東洋医学 > 東洋医学の診察法~望診

東洋医学の望診

望は望見の意味で、視覚による診察方法をいう。今日の言葉でいう視診にあたります。舌診もこれに含まれている。
精神状態を診る
元気かどうかということ。気血が充実なら神気があり、治療効果もよく、予後もよい。気血が不十分であれば、神気がなく、治療も長引き、予後も悪い。
顔色、皮膚の色を診る
色は臓腑の気血の盛衰の表れ、疾病の変化の表れである。病人の顔の全体あるいは特定の部位に平常と違った顔色の変化が見てとれる。光沢があって明るく潤っている場合は予後がよい。光沢がなく艶がなくなっている場合は予後が不良。
体つき、動態を診る
痩せているか太っているか。肥っている人は、一般に多血少気で、気虚で臓腑の健運が低下し、必然的に湿や痰が生じ易い。痩せている人は、一般に多気少血である。体の動きや姿勢を診る。
舌色や形態を観察
舌診は中医診断の中で、最も特徴的かつ重要な診断法のひとつである。舌診とは舌の色、形状、津液など変化を観察することである。舌は舌質と舌苔に分かれる。舌質とは舌本体の色と形状、舌苔とは舌の表面に付着した苔のようなものである。舌を見ることによって、病変の所在位置、部位の深浅、病情の虚実について把握しなければならない。 中医学では舌の変化を非常に重視している。舌の部分と臓腑の関係は次のようである。

舌の部分と臓腑・胃経・三焦の関係

舌質
正常時は舌の色は淡紅色とされる。淡白色(白っぽい)では虚証、寒証、気血両虚とされる。赤色では(鮮紅色)心火上炎、肝胆火旺、陰虚陽亢。深紅(深紅色)では営分や血分にある重症の熱証。紫(紫色)では熱極や淤血とされる。 青色の舌は寒極や淤血とされれる。
舌形
舌体の形態は臓腑の精気の盛衰を診察し、予後を判断する。太い舌は「陽虚」、痩せは「気血両虚」、舌の裂紋は「陰液の損傷」や歯痕「気虚と脾虚」、舌尖部等の紅刺「熱邪」舌下静脈の怒張「お血」等をみて診断する。
舌苔
舌苔は薄苔から厚苔に変化するときに、病邪は表から裏に入り病状が進行しているを示す。厚苔から薄苔へは病状がその反対になる。正常時は薄白苔〔とされる。白苔は「寒証」。黄苔は「裏熱証」色が濃くなるほど熱が強いことを示していて、強い熱では焦げたような黄色や黒色に近い色もみられる。

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