東洋医学におけるパーキンソン病

パーキンソン病は東洋医学では『震顫麻痺』(しんせんまひ)、とも呼ぶ。東洋医学の『顫証』、『脳病』に属する。二千年前の古典医学書「素問」と明代「証治準縄」の中には”顫とは揺れる、振とは動くなり。筋脈が制御できなければコントロールできず、風のようになる”とある。また、パーキンソン病は壮年には少ないが、中年以降に始まり、老人になると特に多いと解説している。気血が不足して、筋脈を栄養出来ないため、虚風が内動して起こるとの記載もある。
東洋医学はパーキンソン病は大きく分けると以下の四つタイプの弁証である。
一:肝風内動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は長期間のストレスや精神的な興奮などによって肝陽が亢進し、内風が生じて筋が動くことにより振戦を呈するものである。振戦が強く急激、姿勢反射、頭痛やいらいらなど症状が現れる。
二:陰虚風動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は老化や慢性的な熱病によって陰液が減少し、腎陰虚にきたし、陰虚によって内火上旺することによって内風を生じて、振戦を呈するものである。振戦は緩慢で便秘や乾くなど症状が現れる。
三:血虚風動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は慢性的な疾患や慢性的な失血によって、血虚になって、筋肉に栄養を与ず、振戦を呈するものである。 振戦が緩慢で軽度で筋肉の固縮、動作緩慢など症状が現れる。
四:脾虚風動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は長期間の飲食不養生、湿度が高いところに生活にしてきて、脾虚になって、肝虚や心虚をきたし、内風が生じて振戦を呈するものである。振戦が緩慢で間欠的であるが、だるいや消化不良など症状が現れる。

パーキンソン病の鍼治療に使っている主なツボ

パーキンソン病にも様々な症状と個人差があります。まず問診や脈診などをどの東洋医学のタイプかを見つめてそれからツボを決めて、治療を行います。

常用穴頭のツボ:脳空
配穴:前頂、百会、四神聡、天衝、通天など。
(一):肝風内動タイプは平肝熄風:太衝・肝ゆ・行間・風池。頭鍼併用。

(二):陰虚風動タイプは健脾定風:関元・腎ゆ・三陰交・曲池。頭鍼併用。

(三):血虚風動タイプは養血熄風:復溜・腎ゆ・隔ゆ・太渓・血海。頭鍼併用。

(四):脾虚風動タイプは滋陰熄風:中かん・足三里・脾ゆ・胃ゆ。頭鍼併用。

以上のタイプ別に使うツボ以外に症状に合わせてツボを選べます。そのほかのツボ:太陽、風池、人中、神庭、印堂、足三里、内関、合谷なども使われます。四神聡、百会に弱い低周波を流します。また舞振戦抑制区を使って頭鍼治療します。当院の院長が長年の臨床経験と研究で生みだした「頭皮針」の治療を行っています。

翁鍼灸タイトル
翁鍼灸院看板
パーキンソン病のタイトル
翁鍼灸治療院は鍼灸専門の治療院
このホームページの全ての画像と文章の複製および無断転載をお断りいたします。
Copyright c Since 2000 * All Rights Reserved  パーキンソン病
鍼灸と針灸